きれいな高音で歌いたい!歌が好きな人なら誰しも思いますよね。でもどうやって練習すればいいのでしょうか。高音を無理やり出そうとすると喉を傷めるだけです。正しい練習方法を身に付けましょう。
裏声を出せば高い音が出ますが、裏声を使っているのが丸わかりでは高いキーを歌えているとは言えませんよね。でも、裏声は訓練することで実声と変わらない声になります。裏声の高さで歌えたら音域が広がります!
まずは自分の実声と裏声の境目を確認してみましょう。発声するときに「あー」と低い音からだんだん高くしていくと、高さの限界に来て声が裏返ります。声が裏返るときに注目して欲しいのですが、限界近くの高音から音が飛んで裏声に変わります。
実音と裏声には隙間が空いています。この隙間を埋められると、裏声の高さまで途切れることなく高音域で歌えます。ちなみに裏声を出すときですが、喉に力をいれてしまうと喉を傷めることになるので、腹式呼吸を意識して、脱力しながら行ってください。こういった身体の使い方はボーカルスクールで習いましょう。
それでは高いキーで歌うための練習方法をご紹介します。裏声とはいえ、発声方法はほかの発声練習と同様です。喉を開く、腹式呼吸、全身脱力、これは基本ですので喉を傷めないためにもマスターしましょう。
裏声でロングトーンをしてみましょう。裏声で「あー」と発声してください。喉を開いて、腹式呼吸を意識してください。ロングトーンを毎日繰り返していくうちに次第に裏声が実声のように強い音になります。
裏声ロングトーンの変則版です。裏声で「あー」と発声してください。そうしたら裏声から実音へ音を下げていきます。このときも声が裏返るようになりますが、これがなくなるように練習すると高い音域が出せます。
裏声自体を強い声にして、裏声と実声の境目をなくすことを目指して続けてください。声量は気にせず小さめの声でかまいません。喉を傷めないよう気を付けてやってみましょう。
一番重要なのは高音を出すことに集中することではなくて、高音と低音で声帯がどう変化するかを意識できるようになることです。音域をあやつる筋肉のコントロールが最大の目標です。
裏声を味方につける手法にはミドルボイスやミックスボイスと呼ばれるものがあります。習得のコツや正しい方法は、独学で試すのではなくボーカルスクールで習いましょう。